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雪歩「春になったら」 執筆開始日時 2012/02/20 元スレURL ログ速URL 概要 【765プロ】 P「おい、新P君。今度のファンクラブイベントの構成なんだがな…」 新P「あ、はい。その件ならすでに先方に伝えてあります。それで…」 P「おう。ご苦労さん…」 小鳥「お二人ともお疲れ様です。はい、どうぞ。」 P「おう、ありがとな。ピヨスケ。」 新P「ありがとうございます。音無さん。」 P「ふう…しかし新P君が来てからもうすぐ一年になるのか。」 新P「そうですね。あっという間でした。」 タグ ^萩原雪歩 ^音無小鳥 まとめサイト エレファント速報 プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
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登録日:2023/06/08 Thu 19 48 38 更新日:2024/06/20 Thu 18 16 31NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 みんなのトラウマ アートマン スタンド トラウマ トラウマイスタ パートナー 心の闇 真実の自己 自分自身 その具現化されたトラウマの思念体を、私達はこう呼んでいるわ… 「真実の自己(アートマン)」と。 「アートマン」とは、『トラウマイスタ』に登場する思念生命体。 概要 反魂香の煙を吸い込んだ人間のトラウマから誕生した新生物。反魂香が燃え尽きる10分の間に、同時に出現した「勇気の剣」を突き刺すことによってその者のトラウマ克服及びアートマンの使役が可能になる。タイトルの「トラウマイスタ」とは、これを成し遂げた者のことを指す。 ただし「10分以内に打ち倒す」=トラウマ克服に失敗するとアートマンに肉体を乗っ取られて精神的に死ぬことになる。 普段は思念体で主人以外見ることも触れることもできないが、非常に強大な力を持ち、基本的にアートマンはアートマンかトラウマイスタの力でなければ倒すことはできない。 容姿や能力は主人のトラウマに基づいていることが多い。 基本的に1人につき使役するアートマンは1体だが、ダヴィンチは例外としてアートマンを7体従えている。打ち切りのせいで本編には3体しか登場しなかったが。 思念体なので当然反魂香の煙を浴びて実体化しなければ物体に干渉することはできないが、飲食は可能。睡眠もとる。死亡すると灰になって消えるため遺体は残らない。 基本的に主人に忠実だが、知能についてはまちまちで全うに会話が可能なのはスジャータ、ゲルニカ、ライムライトの3体しか登場しなかった。 本来は反魂香の開発者・漆原シエナが「人間と共に魂を成長させ、人々に平安をもたらす」という目的で開発したパートナーだったのだが、二千恵率いるチャンドラカンパニーに取り込まれ、彼の野望のために悪用されることになってしまった。 また、能力バトルものとして見た場合、トラウマイスタにとってアートマンの使役はスタートライン。ダヴィンチや終盤でのピカソを見るに、最終的にはアートマンよりもトラウマイスタ本人の方が強くなる模様。 アートマン一覧 主人公組のアートマン スジャータ ピカソ君。デートしよ? シエナのアートマンにして本作のヒロイン。 外見はナイスバディな大人の女性。シエナが錠剤型の反魂香を服用しているため、他のアートマンとは異なりシエナが死にでもしない限り実体化し続けることが可能である。その他詳細は項目参照。 何のトラウマから生まれたかは不明だが、容姿がシエナと瓜二つのため自己嫌悪か何かだろうか? 能力 審義眼 いわゆる「千里眼」。別の場所での出来事や人物・物体の思念を見て読み取ることができる。 ゲルニカ 既にワシは主殿の剣。 主殿に降りかかる千の敵も心の闇も凪ぎ払う、 主殿にとってこの世で最も信頼できる剣となろう。 比何(ひか)ソウマ/ピカソのアートマン。外見は角の生えた逆三角形の鳥。 ピカソの「好きな女の子にお願いされて鬼ごっこの鬼役を何年間もやり続けていたのに、当の女の子からはまったく快く思われていなかったと知った時のショック」から生まれた。 古めかしい口調で喋り、大柄な体格に見合うパワーとスピードの持ち主だが、その実かなりの小心者かつ甘えん坊。初期はピカソがちょっと離れようとしただけで泣き出し抱きついてきたレベル。 ことあるごとに「ヴォオオオオ!」と叫ぶ癖があり、それだけでカラオケで100点を叩き出した。ピカソは音痴なのに。 終盤ではピカソが白くなったが、ゲルニカは黒くなった。 能力 嘔吐(オート)カノン 食べたものを体内で分解・再構築し、砲弾として吐き出す。 …例えどんなに馬鹿馬鹿しい内容でも、ピカソにとっては吐き気を覚えるほどのトラウマだったということか。 物質干渉 ピカソが一度でも触れたことがあるものであれば、実体化していなくても触れることができる。 ライムライト よくもライムの主チャップリンを……許さんラーイ!!! 茶風(さふ)倫太郎(りんたろう)/チャップリンのアートマン。外見がぬいぐるみのように可愛らしいため、チャップリンはあまり出したがらないという。 チャップリンの「離婚寸前という最悪の家庭環境において、愛されたくて、両親の笑顔が見たくて無理して笑っていたのに、それを両親に理解されず否定されたショック」から生まれた。 外見に反して過激な性格で、久々の実体化の際にはチャップリンに不満と拳をぶつけまくって半殺しにした。 上記の通り珍しい会話能力を持つアートマンだが、中盤の24話で事実上出番が終了してしまう。 能力 サブリザード 袖を超回転させることで真空の竜巻を作り出し、急激に空気圧を下げることで気温を下げ、当たると凍る竜巻を放つ。 かすっても凍った所から徐々に凍結が広がっていくが、ライムライトが笑うと氷が溶けてしまうという欠点もある。 昆注器(こんちゅうき) 刺激を受けると擬態が解け、本来の姿に戻る――それがこの子の性質。 羽生(はぶ)瑠々花(るるか)/ファーブルのアートマン。サナギのように尖った頭部と小さな2対の羽を持つ芋虫のような外見をしている。おそらくデザインコンセプトはこの人たちと同じ。 ファーブルの「サナギまで大切に育てていた蝶の幼虫が、酔っ払った父親にアーモンドと間違われて食い殺されたショック」から生まれた。父親の方がトラウマになってそう。 喋ることはできないが「ミー」と鳴くことはできる。また、ゲルニカによると手触りはひんやりしているらしい。 下記の通り能力は完全にサポート特化であり、当人の動きも鈍いため、単体でどうやって戦うのかは不明。 能力 チューチュードレイン 物質の原子情報を吸い上げ、一度だけ好きな時に擬態できる。情報は10個までストック可能。 昆注器の擬態と同時に着用することで、他人を擬態させることもできる。 自切 ダメージを負った箇所を切り離して再生する。 村正 彼が、もう1人のトラウマイスタ… センゴと、アートマン「村正」。 センゴのアートマン。両腕が日本刀になった人形のような姿をしている。 センゴの「チャンドラの暗部を探っていた警察官の父親が、チャンドラの刺客たちに背後から刀でめった刺しにされて殺害されたショック」から生まれた。 …12コマしか出番が無いため、それ以外のことは一切不明。 チャンドラカンパニーのアートマン ツァラトゥストラ その苦しみから解放してやると言っている…… その方法はただひとつ……… 自分自身に滅ぼされることだ。 社長・二千恵(にちえ)のアートマン。ガネーシャのような姿をしている。 動作や仕草といった描写は皆無で、始終置物のようだった。 最期はピカソの勇気の剣で切り刻まれバラバラにされる。 能力 アートマン操作 指の先から糸のようなものを出して、他人のアートマンを操る。モナのような強力なアートマンであっても、まったく抵抗できずあっさりと操れてしまう。 まさに「社長」という立場にある二千恵のアートマンに相応しい能力だが、会社を経営するうちに「人を操ること」にトラウマでも持ったのだろうか? ボワ・ド・ジャスティス ゆけ。麗しき我がアートマン。 幹部・ルイのアートマン。どことなく某ハズレアに似ている。 胸部に刃が深々と突き刺さっても生きていたあたり、生命力は強いようだが、おそらくツァラトゥストラによって操られ主人であるルイを惨殺してしまう。 その後の消息は不明だが、ダヴィンチが晩餐に食わせたと考えるのが妥当か。 能力 刀痕エクセキューション 切りつけた痕からギロチンを生成して、重力を無視した垂直落下をさせる。 刀痕があればあるほど手数が増えるという点も厄介だが、真に厄介なのはボワ・ド・ジャスティスが動けなくても、ルイの指示で能力が発動可能という点。 この特性から劇中ではトラップのように用いられることもあったが、如何せんルイがアホですぐにネタばらししたため速攻で対策された。 この能力から推測するに、ルイのトラウマは「首を切られること」だと思われる。 分別盛り お前も触れたね。「分別盛り」に。 幹部・カミーユのアートマン。見た目は金属製のマリア像。実際、その体は液体金属でできている。 非常に強力なアートマンで、一撃でトラックをぺしゃんこにするほどの剛力を持つ。 下記の能力を駆使して始終ピカソたちを圧倒し続けた、出る順番を間違えたレベルの強豪だったが、最期は乱入してきたモナに破壊された。 下記の能力、人工アートマンを製造するためにターゲットに選んだ相手の条件、受胎告知がカミーユの体内に埋め込まれた際にすごく嫌そうな顔をしていたことなどから、女性としてかなりデリケートなトラウマから誕生したと推測できる。 能力 メタリキッド・ラマン 分別盛りに付属している天使像が口内から侵入し、相手を内側から鋳造する。3分後には窒息死。 厄介なことにこの天使像、分別盛りから独立して動くため、分別盛りに触れた時点で相手の体にくっついて勝手に口内に入ろうとしてくる。 超高温の掌 なんと最大5200℃の高温を発する。おかげで生半可な攻撃は即溶解・蒸発し無力化されてしまう。 分裂 バラバラになっても死なない。それどころか破片の数だけ分裂する。 質量保存の法則はガン無視され、分裂体は全員分裂前と同じサイズになる。 E=mc2(質量とエネルギーの等価性) ワシのアートマン…光速。 幹部・アインシュタインのアートマン。一応人型だがどことなく虫っぽい印象を受けるデザイン。 アインシュタインの「ワシのアートマン…光速」「1秒間に、オマエを7回半殺す」という発言からしてスピード特化の能力を持っていたと思われるが、戦闘が始まる前にアインシュタインがピカソに一撃粉砕されたため詳細不明。 ちなみに出番は1コマである。 「ワシ、こいつ、スキ。」 ホワイトウォールズ ワタシはただのチャンドラカンパニーの刺客。 名をウィグリーと申しマース。こっちはアートマンのホワイトウォールズ。 民間兵・ウィグリーのアートマン。外見はグロテスクな花の化け物。 伸縮自在の蔓を振るい、刃のように鋭い葉っぱで切り刻む。 ピカソ ゲルニカの初陣相手……言ってしまえばトラウママイスタ同士の戦いのチュートリアル。 苦戦したのもピカソが反魂香を焚くための火種の所持を忘れていたからで、結局は嘔吐カノンの一撃で倒されており、あまり強くはない。 第7話のアートマン キサマのアートマンを出すヒマもなく、つつき殺されろォォォオ!!! チャップリンを追いかけていた二人組のアートマン。角張った鳥のような見た目をしている。 「オレ達2人のアートマンによるコンビネーションアタック」とのことで、どうやら2人のアートマンを組み合わせてこの姿になっているようだ。 チャップリンの異常な身体能力の前に、呆気なく倒されてしまった。 人工アートマン ウツクシクナリタイ…ウツクシクナリタイ… 吸引した者の心の闇を血液に溶け込ませる作用を持つアロマ「シャシー」を使い、その血液を集めて精製、反魂香の成分と混ぜ合わせることで造られるはずだったアートマン。 本編では「女性の美しさに関するコンプレックス」を血液に溶かして集めていたのだが、ファーブルの友人・安曇(あずみ)ちひろがファーブルの反魂香を持った状態でその血液を浴びたことで、彼女の肉体から膨れ上がるかたちで実体化。女性の様々な部位をデタラメに組み合わせたかのような巨大な化け物として誕生した。 ちひろと肉体的に繋がっているため、人工アートマンへのダメージはちひろにも伝わってしまう。そこでピカソは嘔吐カノンの性質を応用し、ゲルニカの体内でちひろと人工アートマンを分離させるという手段を取った。 こうして人工アートマンは完全に分解され、消滅することになるのだが、分解する過程でその本質が「美しくなりたい…でもどうせ私なんか…」というコンプレックスの集合体であると知ったピカソは彼女(?)への同情を禁じ得なかった。 第29話のアートマン 俺のアートマンはパワー自慢!! 今トドメをさすぜ!! センゴと村正を襲撃していた刺客のアートマン。ふくろうみたいな顔をした巨大な土偶のような見た目。 刺客曰く「パワー自慢」とのことで、実際村正だけでは押されていた。 しかしセンゴが勇気の剣を使用したことで形勢が逆転。二人にバラバラに切り刻まれて敗北した。 ダヴィンチのアートマン モナ・リザ さすが吾輩のモナ!!! キャワイイモナ!!! ああッ、モナ!!! モナ!!! モナァー!!! 元ネタに反してショートカットで幼い少女の姿をしたアートマン。 クローバーみたいなかたちの眉毛と、腸のようにでこぼこした首飾りが特徴。服の中は四次元空間でダヴィンチが潜り込んでいてもまったく膨らんだり伸びたりしない。 一言も喋らずジェスチャーでコミュニケーションを取るが、感情はしっかりあり表情豊か。ダヴィンチのことは大好きだが彼からのセクハラはさすがに恥ずかしい模様。 かわいらしい見た目に反して恐ろしく高い身体能力を持ち、分裂した分別盛りの1体をただの着地で破壊。カミーユが射ったマシンガンの弾を勢いそのままに全弾はじき返す。ゲルニカの角を一撃でへし折るなどをやってのけた。下記の能力はおまけに等しい。更に絶望的なことに、ダヴィンチはモナよりも強い。 フィジカルにおいては間違いなく作中最強クラスのアートマンだが、最期は晩餐の食欲を満たすために笑顔で飲み込まれた。 能力 吸収 両手で輪をつくり、その中央に出現した黒い球体がアートマンを吸い込んで飴玉サイズに固める。 受胎告知 わかったかい? こいつの能力。 カセットテープのような姿のアートマン。常に不気味な笑みを浮かべている。 第37話でダヴィンチに回収された後の消息は不明。 能力 爆裂 予言を吹き込んだ状態の受胎告知を生命体の体内に埋め込むと、予言が的中しなかった場合宿主の腹を食い破り爆裂させてしまう。 この予言は何でもありで、「5秒後、ここは大雪になるだろう」という絶対に当たりそうもない内容を吹き込むことも可能。 最後の晩餐 ついに、この日がきたんだね。 あとはモナ… 可愛いモナを飲み込めば、 「晩餐」の食欲は完全に満たされる… 出でよ…「最後の晩餐」。 目の無い蛇みたいな外見のアートマン。ダヴィンチが回収したアートマンの死骸は全てこいつに食われている模様。 ダヴィンチの服の中に潜んでいるように見えるが、実際は彼と一体化しており結合部付近には謎の触覚が生えている。 能力 複製(レプリカント) 食べたものの複製を作ることができる。昆注器と能力が被ってる……と言いたいところだが、ダヴィンチ曰く「最後の晩餐は、主にとって最も望む姿に成長、変化を遂げる」らしいので、複製の本質は「主の願いを叶えること」だと思われる。 もしかしたら他のアートマンを晩餐に食べさせるのは、そのための発動コストだったのかもしれない。 その他のアートマン あの男と出会って無事で済むはずがない。 チャンドラの社長ですら恐れる人間よ。なぜならあいつは… 最強のアートマン7体を従えているから。 上記の通り7体中4体は登場しなかった。だがダヴィンチは作中で「飛行」「回復」「姿を消す」能力を披露しており、これらが未登場のアートマンの能力だった可能性はある。 これらの能力が自力のものでも違和感が無いのがダヴィンチの恐ろしいところ。 ブラフマン 神は死んだ。 だが、神は甦る。 私の手で。 究極のアートマン… ブラフマンとなって。 超反魂香を用いることで究極進化を果たしたアートマン。 二千恵はこれを全人類が信仰する新たな神とすることで世界を統一しようと考えていたが…。 追記・修正は自分のアートマンと共にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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72点 出演:トム・ハンクス、ジャン・レノ なんか急にヒットした作品。二作目なのに映画になり一作目が映画では二作目になった作品。なんかその場の流行で映画ってつくっちゃうんだなって思った作品。 大学教授であるラングドンのもとに一人の刑事が訪れる。ラングドンが会う予定だった男が奇妙な姿で殺されたことを教えられ一路フランスへ。ルーブル美術館に待ち受けていたのは奇妙な死体と犯人としての嫌疑だった。ラングドンは自分の疑いをはらすため、そして館長ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)が残したメッセージの謎を解くため、ソフィー(オドレイ・トトゥ)とともに奔走する。 原作、高校のとき読んだかなぁ。細部覚えてないんですがなんか映画はコンパクトにしてるような印象。原作読んだときはもっとへぇーって思った印象があります。クリテックスが二重とかシラス(ポール・ベタニー)ももうちょっと掘り下げてたような… なんか最後までシオン修道会と敵対組織の関係が不明確だった。隠したいっていうのと秘密裏に消したいってことか?ファーシュもなんか知らないうちにフェードアウトって印象だし。 なんか歴史をものから解釈するのって言い方悪いけどこじつける力が必要なのかなと感じました。 でもおもったよりあっさりしてたんで肩透かしだけどするっとみれたかなって感じ。悪くはない映画でした。 そういえば『ダ・ヴィンチ』って『ヴィンチ村の~』みたいな意味だって聞いた事あるなぁ。ヴィンチ村の暗号って意味かしらん(笑)。 ダ・ヴィンチ・コード予告
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494 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 24 25 ID hSICfvPU *** 僕の知り合いに、近所に住む仲のいい年上の女の子がいた。 過去形にすべきではないのだけど、もう会おうとは思わないから過去形にすべきだろう。 彼女の名前は橋口さつきといって、僕よりも3つ早く生まれていた。 僕と、僕の同年代の友達はさつき姉、と彼女のことを呼んでいた。 さつき姉と僕は、昔からとても仲が良かった。 僕とさつき姉の家は、小さい子供が1人で歩いて行っても迷わずにたどり着けるくらいの 距離しか離れていなかった。 だから、自然にお互いの家に行き来して遊ぶようになった。 さつき姉が言うには、昔はよく僕の方から訪ねていっていたらしい。 僕はよく覚えていないのだけど、たぶん真実なんだろう。 さつき姉は僕のことで嘘を吐くような人ではなかったから。 小学校に通っていた頃は、当然のようにお互い手を繋いで登校した。 3年生の頃までは手を繋いで歩くことに抵抗が無かったけど、いつからか僕は クラスの友達にからかわれるようになって、さつき姉と手を繋がなくなった。 さつき姉は僕と無理矢理手を繋ごうとしてきたけど、手を繋ぐことを恥ずかしく 思っていた僕は、つい走って逃げてしまった。 だけど、僕とさつき姉の仲が悪くなることはなかった。 学校が休みの日と、学校からの帰り道ではよく一緒に遊んでいた。 僕が持っている小さい頃の楽しい記憶のほとんどには、さつき姉が一緒だった。 495 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 27 05 ID hSICfvPU よくやった遊びは、おいかけっこだった。 さつき姉が鬼で、僕が逃げる役。 僕の家の中と庭、さつき姉の(僕の家より大きい)家の中と広くて綺麗な庭、 学校から自宅までの帰り道、僕の家の裏にある雑木林の中、子供の足で入り 込めそうな場所は、ほぼ全てが追いかけっこの舞台になった。 おいかけっこを始める前に、2人のどちらが勝ったらなにをする、という罰ゲーム を毎回設定した。 罰ゲームの内容はよく覚えていない。 よく覚えていないということは、きっと身の危険をおびやかすほどのものは罰ゲームに 設定していなかったということだろう。 もし危険なものであったら、僕の体にはもっと傷の跡がついているはずだ。 僕と比べて、さつき姉の走りは圧倒的に上だった。 僕がさつき姉を避け始めたのは、高校1年生のころだった。 高校1年生の冬、僕はクラスメイトの女の子から告白されて付き合いだした。 さつき姉は大学に通っていたけど、平日は相変わらず僕と一緒にいたし、 休日には僕の家へ遊びに来て部屋に居座った。 クラスメイトの女の子は、家へ来るたびに僕の部屋に座っているさつき姉を目にした。 僕に出来た初めての恋人は、ひと月もしないうちに自然消滅した。 ちなみに、初めての恋人は僕が中学校の頃から好きで、彼女を目当てに一緒の 高校へ通うほど、強く想っていた女の子だった。 496 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 29 53 ID hSICfvPU 高校2年に進級した頃には、僕はさつき姉を無視するようになった。 親の手前どうしても話さなければいけないときもあったけど、そんなときは 居心地の悪さを感じながらも、さつき姉とにこやかに会話した。 高校3年生になってからは、受験勉強に忙しいという理由でさつき姉から逃げ回った。 それでも僕の部屋のドアをノックするさつき姉に対抗して、僕は塾という安全な 逃げ場へと避難した。 勉強の甲斐あって、僕は実家から遠く離れた大学の受験に合格した。 1人暮らしを始めるアパートに引っ越す前日、僕はさつき姉と久しぶりに街へくりだした。 さつき姉は、お店に入ったときは突き抜けるほど晴れ晴れとした笑顔を浮かべて、 公園のベンチで会話したときには自身の胸のうちを明かしながら涙を落とした。 僕の人生で、寂しかったという単語を何度も繰り返し使われたのは、その時が初めてだった。 翌日、僕は朝早くからバスと電車を乗り継いで新生活の舞台となる町へ向かった。 本当は、前日にさつき姉と一緒に遊びにでかける約束を結んでいた(約束しなければ帰して もらえなかった)のだが、僕は約束とため息を一緒にして、見知らぬ風景の空気へと吐き出した。 アパートの住所は、さつき姉には教えなかった。 両親にも、住所のことはさつき姉には教えないでくれ、と頼んでおいた。 僕はさつき姉を忘れたかった。 初恋の相手だった人に対して、これ以上冷たくあたりたくなかったからだ。 そうして新しい生活が始まり、大学生活と1人暮らしの生活に慣れだしてそろそろアルバイトを 始めようかと考えているうちに、大学は夏季休暇へと移行していた。 497 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 31 23 ID hSICfvPU *** コンビニで求人情報誌と一緒に、缶コーヒーを購入する。 自動ドアを通り抜けて外へ出ると、眩しい日差しと体にまとわりついてくる熱気が 額にじっとりとした汗を浮かび上がらせた。 コンビニから自宅へ向かう途中には、小学校のグラウンドと同じぐらいの広さの公園がある。 公園を取り囲むようにして緑の葉っぱを広げた木が立ち並び、公園の中心にある大きな木の周り には芝生が広がっていて、芝生の上には犬と散歩をする人や色つきのボールを蹴る子供達がいた。 公園の入り口近くにあるベンチに腰を下ろす。 後ろに生えている木は太陽の光を上手に遮り、僕とベンチの周囲を暗くして、同時に地面から 立ち上る熱気を抑えてくれた。 歩いているときとは違う風の心地よさを味わってから、まだ冷たい缶コーヒーを開けて口にする。 微糖のコーヒーは乾いた喉にひっかかることなく流れていった。 求人情報誌には、僕の住むアパートから歩いていっていける距離で働ける場所があった。 めぼしい条件のページに折り目をつけながらコーヒーを飲んでいると、携帯電話に着信があった。 見知らぬ番号ではあったが、090から始まる番号だったので通話ボタンを押して電話に出る。 「もしもし」 と言っても、相手からの返事がなかった。 一呼吸してから同じことを言おうとしたら、ツーツー、と音が聞こえてきた。 間違い電話だったのだろう。僕は携帯電話をジーンズのポケットに入れて、コーヒーを飲み干した。 498 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 35 41 ID hSICfvPU 僕が住んでいるアパートは、公園から歩いて10分ほどの場所にある。 10分とはいえ、今日の気温はこの夏の最高気温を記録しようかというほど高く、 Tシャツと下着は汗に濡れて、手に持ったハンカチは汗で重くなってしまっていた。 僕の住む201号室は2階にあり、当然のように階段が立ちはだかっていた。 階段を4つ登るごとに、僕は1回ずつハンカチで額の汗を拭う。 階段を登る間に、額を4回拭った。2階に着いてから、もう一度額を拭う。 201号室という名前のくせに、階段を登ってすぐの位置には203号室があり、 突き当たりまで行かないと僕の住む201号室はなかった。 僕が向かう201号室の前には、女性が立っていた。 女性は長い髪の上に白い帽子を被り、白いワンピースと白い靴を身に着けていた。 肌の色も白で、違う色をしている部分といえばつややかな黒髪と薄紅の唇と、 ほっそりとした指に包み込まれた赤い携帯電話だけだった。 女性は親指を動かしてから、携帯電話を持ちかえると耳につけた。 途端、僕のポケットに入っている携帯電話が振動した。 携帯電話を開いて画面を見ると、公園で着信のあった番号と同じ番号が表示されていた。 呼吸を止めてからその場で立ち止まり、電話に応対する。 「……もしもし」 なんとなく、慎重に声を出してしまった。 僕が立ち尽くしていると、携帯電話の音声と共に女性らしき肉声が耳に届いた。 「ふふ、やぁっぱり、惣一の番号だった!」 目の前にいる女性が僕の方を向いて、大声を出した。 ちなみに惣一というのは、僕の名前だ。北河惣一、それが僕のフルネームだ。 僕の名前を知っているのは、この町では大学の友達だけだが、目の前にいる女性は 大学でできた友達のいずれでもない。 当然だろう。だって彼女は。 「久しぶりね、惣一。元気そうじゃない。 てっきり私がいなくて寂しい生活を送っているんじゃないかと思ってたんだけど」 懐かしい笑顔と、聞きなれた声と、変わらぬ容姿。 携帯電話を切らずに、僕に語りかけてくる。 女性の空いた手には、携帯電話会社から送られてくる料金案内の封筒が握られている。 「惣一のところに、遊びにきちゃった!」 さつき姉――本名、橋口さつきが、1人暮らしを送る僕のところにやってきた。 -------
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42 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 40 02 ID rpZeIlfO 空が青くて雲は白く、汗をかいた体に向かってときおり心地よい風が吹き、遠くの アスファルトの上に陽炎が立ちのぼる午後の2時。 僕はアパートの近くの本屋で涼みつつ、立ち読みをすることにした。 最初はいつもの習慣でライトノベルコーナーへ向かった。 目当ての本はコーナーの目立つ場所にあってすぐ見つかったけど、新巻はまだ 発売していないようで、見飽きた拍子だけが並んでいた。 僕が目当てにしているライトノベルはファンタジーものだ。 作者はライトノベルを発行しているわりには固い表現を好む人で、僕はときどき 読むのをためらうのだが、挿絵の好みのせいで上手いこと読まされてしまう。 そうは言っても、読み始めるとそのまま流れるように最後まで読んでしまうほどには 面白い本ではあるのだ。 僕が残念に感じるのは、プロローグの突飛さが僕の好みと合致していないという ことだろうか。 ライトノベルコーナーを離れて次に向かうのは、ホラー小説コーナー。 僕は別にホラー小説を好んで読んでいるわけではないのだが、好きな作家がいるのだ。 いや、その作家の選ぶテーマが好みである、と言いなおした方がいいかもしれない。 好きな作家がテーマにするのは、人間の嫉妬や執念といったものだ。 人間が執念をもつ対称が人であったり、金であったり、車や金品であったり、俗な欲求 であったりはするものの、読んでいる分には楽しめる。 時々胸の内側が痛むこともあるけど、ついつい読んでしまうのだ。 しかし、今日は新しい本を探しにきたわけではない。 僕が今参考にしたいテーマは、女性が男性へ向ける感情とそれが向かった先にあるもの。 もっと分かりやすく言えば、恋愛に関するものだ。 山川は言った。危機感を持ったほうがいい、と。 さつき姉の行動が、僕を想うあまりにしたことなのかはわからない。 なにせさつき姉の様子が昔と変わらなさ過ぎて、僕の心配が杞憂に過ぎないのではないか としか思えない。だが、現時点ではなんとも言えない。 山川がオレンジジュースを入れ替えていなければ、僕は今頃深い眠りに落ちていた。 その後で僕と山川が一体どうなっていたのか? 女性が恋人の男性を動けなくして、恋敵の女性を無防備な状態にさせた場合、一体なにを するのか?僕はそれが知りたかった。 棚から同じ作家の本を順に取り出して読み、参考にならないことを知って棚に戻す。 何度か繰り返すうちに目当ての作家の本は全てめくり終わったが、成果なし。 時刻は夕方の6時になっていた。 自動ドアを通り抜けると、夕方らしく気だるい雰囲気を纏わせた風がゆるく吹いてきた。 僕はさつき姉と顔を合わせた光景を想像し、なにを言われるのか予想した。 今までどこに行ってたんだ、と言われる可能性が高そうだ。 43 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 41 15 ID rpZeIlfO 201号室の玄関を開けて部屋の中に入った僕を迎えてくれたのは、さつき姉の笑顔だった。 「おかえりなさい、惣一。待ってたのよ」 「……ただいま。ところで、待ってたって、なんで?」 「一緒に買い物に行きたかったから、惣一が帰ってくるまで待ってたのよ」 「ああ、そういうことか。ごめん、遅くなって」 「素直でよろしい」 意外なことに、どこに行っていたのか、とは聞かれなかった。 僕がさつき姉が眠っている間に外出していることについて何か言われるのではないかと 思っていたのだが、さつき姉はそんなことはどうでもいいような態度だった。 むしろ、僕と一緒に夕飯の買い物に行くことのほうが大事なようだった。 やはり、杞憂だったのだろうか? さつき姉が僕をどうにかする、というのは僕の妄想に過ぎなかったのか? それならば、山川の体が痺れたこととさつき姉が突然眠ったことの理由はなんだ? 「ほら、早く行きましょ。山川さんが持ってきたケーキだけじゃ、さすがにバランスが悪いわ。 さつきお姉ちゃんがしっかりとした料理を食べさせてあげる」 「……うん」 「元気ないわね。どうかした?」 僕は何でもないよ、というふうに首を振った。 夏の7時はまだ暗くなくて、日差しが強くない分散歩に適している時間帯だ。 歩道を歩いていて聞こえるせみの鳴き声と夕方の明るさの組み合わせは、どこか落ち着く。 今日の忙しい時間帯は終わりました。家に帰ってゆっくり過ごしましょう。 そんな空気をどこかから感じ取ってしまう。 僕はとても健やかな気分になっていた。 肌はさらさらで、地面につく足は軽くて、まるで扇風機に吹かれているように思えた。 前を向いている僕に向かって、さつき姉が声をかけてきた。 「惣一、なんだか嬉しそうな顔してるわよ」 「そんな顔してたかな」 「うん。まるで何も心配することなんかない、って安心してる人みたい」 「心配……」 「うん?」 「ううん。さつき姉の言うとおりだよ」 心配することなんかないのかもしれない。 僕のいる世界は、本当は混沌をはらんでいるくせにこれだけ涼しげだ。 耳が寂しくなるほどに静かで、せみは遠慮したように遠くで騒いでいる。 「ねえ、手を繋いで行かない?」 「うん……って、もう繋いでるじゃないか」 「事後承諾ってやつよ」 さつき姉の手の感触まで涼しくて、心地よかった。 44 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 42 42 ID rpZeIlfO スーパーからの買い物を終えて、自宅に帰り着くころには僕の腹はかなり空いていた。 さつき姉は料理を手伝おうとする僕を居間に座らせると、1人で料理を始めた。 僕は窓を開けて、外の空気を取り込むことにした。 2階から見下ろす民家はどこも明かりが灯っていて、人が住んでいることを主張していた。 遠くで救急車の音が聞こえた。距離感を掴みにくいサイレンの音はアパートに近づいて くるかと思ったら、まったく見当違いの方向に音を向けた。 何の感慨もわかない、夜の光景。僕が望むもの。 僕はこんな平和な場所にいる自分が、本当はここではない場所にいるのではないかと思った。 平和すぎて、無駄なことを考えて、無為な時間を過ごしてしまうのは良くないことなのだろう。 でも、僕はここから動きたくなかった。動きたくなくなってしまった。 これが堕落なのかもしれない、と遠くの明かりを見ながら見当をつけた。 「お待たせ。チャーハンができたわよ」 さつき姉は両手にチャーハンの皿を持って、テーブルの上に置いた。 テーブル前に座ったさつき姉と向かい合うように、僕も座る。 「惣一。これ、いる?」 さつき姉は右手に粉の入ったビンを持って、僕に見せた。 たぶんコショウかなにかだろう。僕はさつき姉に向けて頷いた。 「ふふふ、じゃあ、さっそくふりかけましょうかね~」 そう言うと、さつき姉はチャーハンに満遍なくコショウをふりかけた。 僕は上下に動く白い腕をぼーっと眺めていたけど、その腕がいつまで経っても止まろうとしない ことに気づいて慌てて止めた。 「さつき姉、かけすぎだって!」 「あら、そう? まだ足りない気がするけど」 「あーあ、大丈夫かな、これ」 「平気平気。たぶんコショウとの比率はちょうどいいはずだから」 「……比率?」 「あ! ううん、なんでもないわよ。どうぞ、召し上がれ」 あやしくはあったけど、さつき姉の言動がおかしいのは以前からだった。 僕はスプーンを動かしてチャーハンを口に運んだ。 「……うん。あまり塩っ辛くはなってないね」 「でしょ。ねえ、もっとかけてみない?」 僕は否定の動作の代わりに、チャーハンを食べ続けることで応えた。 45 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 43 52 ID rpZeIlfO 食後に本を読みながら考える。 一体、性欲というものはどこからやってくるのだろうか、と。 腹が減った場合には、空腹であることを脳が理解することで食欲が湧いてくる。 眠たくなる理由はよくわからないけど、おそらく脳に睡魔か何かが棲みついているのだろう。 時と場合によるだろうけど、食欲も睡眠欲も性質の悪いものではない。 1番性質の悪いのは、性欲というやつだ。 女の場合はわからないけど、男はときどき理由も無くセックスがしたくなる。 しかも性欲を喚起されるきっかけが、女性(一部例外あり)の体に接したり裸体を想像する、 という簡単なものだったりする。 根源的な欲求の中にエロスというものが存在しなかったら文明はここまで発達はしなかった。 性欲とは人間に必要不可欠なものだと思う。 だが、世界に存在するあらゆるエロスに対して、理性を強固にする役目を果たすものは あまりに少なすぎる気がする。 完全に性欲が無くなってほしいと考えたことはないけど、体のツボを刺激しなければ性欲が 湧いてこないように身体構造が変わってほしいと考えたことはある。 そして、たった今もそんな起こりもしない幻想を見る自分がいる。 僕は部屋に置いてある文庫本を読んでいる。 現代日本文学を支える人の書いた小説である。が、たった数行読むだけで物語のあらすじを 忘れてしまう今の僕にとっては、有名であろうとなかろうと同じことだ。 さつき姉は僕と同じように本を読んでいるけど、ときおり僕の顔をちらちらと見てくる。 見られるたびに僕は落ち着かない気分にさせられる。 「惣一」 「……なに」 「ミニスカートとロングスカート、どっちが好き?」 「わからない」 「じゃあ、黒い下着とフリルの付いたピンクの下着、どっちが好き?」 「わからない」 「それじゃあ――」 さつき姉が言葉を紡ぐ前に、僕は立ち上がった。 本をカラーボックスに戻す。表紙が折れ曲がって入ってしまった。 このままでは、今度こそさつき姉を犯してしまう。 どこか、1人になれる場所を探してそこで解消しよう。 惨めだけど、もうそれしか方法が無い。 47 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 45 56 ID rpZeIlfO 僕が無言のまま玄関へ向かっていると、さつき姉が後ろについてきた。 僕は、なるべく突き放すように言うことにした。 「しばらく散歩に行ってくるから、先に寝てて」 「ちょっと、どこに行くつもり?」 「どこでもいいだろ」 さつき姉のいない場所なら、どこでもいい。 靴を履いて玄関を開けようとしたら、さつき姉が僕の腕を掴んで、胸に抱いた。 腕を柔らかい感触によって刺激される。もどかしすぎて喉が詰まる。 「1人では行かせないわ。惣一は、私と一緒じゃなきゃどこにも行っちゃいけないのよ」 「そんなこと、誰が決めたんだよ」 「私。だいたい、1人でどこかに行ったら変な女が近寄ってくるかもしれないわよ」 「むしろ、その方が好都合だ」 「は? なに馬鹿なこと言ってるのよ。こんな時間に男に寄っていく女が なにを目的にしているか、知ってるの?」 「知ってる」 「それなら、なんで――」 しつこい。もうこうなったら、体でわからせるしかない。 さつき姉の顎を右手で上げて、唇を見る。小ぶりな唇。とても柔らかそうな唇。 とても美味そうだった。味わってみたくなった。どうしようもなく、欲しくなってしまった。 僕は、強引にさつき姉の唇にキスをした。 さつき姉はキスされた途端、びくりと動いた。 同時に唇も動き、僕の唇も形を変えた。 腰に両手を回し、強く抱きしめて、さらに強く唇を押し付ける。 「ん……んぁ……そうい、ちぃ…………めぇ……」 そう言いながらも、さつき姉は抵抗しようとはしない。 さつき姉のシャツの上から、背中を撫でる。 腰から上に這わせていくと、抱きしめている体がふるふると動く。 シャツの下に手を入れて、くぼんだ背筋に指先を当ててくすぐると、 さつき姉は身をよじらせた。 固い線のようなものが指に当たった。ブラジャーのホックだ。 僕はそれを外そうとすると同時に、さつき姉の唇を舐めて――――そこで止まった。 48 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 47 15 ID rpZeIlfO 目前にあるさつき姉の両目から、涙が流れていた。 閉じられた目は僕の方を見ていない。だけどそれは僕の一方的な蹂躙に 耐えるためにしているだけで。 僕に、応えているわけではない。 腰から手を離すと、さつき姉はその場にへたりこんだ。 そして、何故か笑い出した。 「う、ふふふ、ふふふふふふふふ。 キス、したわね。私に、ようやく、キスを……うふふふふふふふふぅ」 僕は声をだせなかった。 自分がいくら冷静ではなかったとしても、さつき姉にやってしまったことはどうしようもない。 取り返しのつかないことをしてしまった。さつき姉を、傷つけた。 ずっと昔から友達だったのに。綺麗なままでいてほしかったのに。 「あ、ああ、あ……ご、ごめん……」 「謝らなくてもいいのよ。さつきお姉ちゃんは、あなたのことずっと見てたから。 惣一が私のこと、ずっとそういう目で見てたことも、知ってるんだから」 「こ、これは……僕は、違っ、て……」 「いいのよ。さあ、私を思うままにしてちょうだい」 「っ! ごめんっ、さつき姉!!!」 「あ! ちょっと!」 僕は勢いよく扉を開けて、外に飛び出した。 49 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 48 32 ID rpZeIlfO なんで、どうしてさつき姉を傷つけるようなことを、僕は……。 くそっ!くそっ!くそっ!僕の馬鹿!阿呆!変態! もう、さつき姉は僕と会ってくれない。間違いなく。 もうすぐ、前みたいに仲の良い友達になれると思ったのに。 階段を3段飛ばしで駆け下りる。 夜の暗さのせいで、地面に足をついたときバランスを崩してしまった。 早く走りたい。走って忘れたい。何も考えたくない。 最低だ。僕は。 震えて上手く動かない足に力を込めて走り出そうとしたら、何かが右の地面に着地する音が聞こえた。 何だ?同じアパートの住民か? と思い、音がした方を振り向いたら。 「惣一……あそこまでしておいて、逃げるってことは、ないんじゃない? もしかして――私に、恥をかかせるつもり?」 さつき姉だ。地面に手をついて、しゃがんだまま僕を睨んでいる。 2階を見る。階段の手すりは目線よりもずっと上にある。あそこから飛び降りたんだ。 そこまで、僕を恨んでいるのか――。 「早く部屋に戻りましょう。さつきお姉ちゃんが、たっぷりお仕置きしてあげるから」 「あ、あああ……ごめんなさい! ごめんなさい!」 僕はそう言うと、さつき姉に背中を向けて、 「っへ? あ、ちょっと待ちなさい!」 さつき姉と、自分のやったことへの後悔から逃げ出すように、走り出した。
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ソロで限界突破できますか? 難易度はともかく、基本的にはほとんどがソロでクリアが可能です。 難しいものやPT必須の物もあるため、一概に全て「楽にクリア可能」という訳ではないようです。 以下、概略 限界突破1【限界への挑戦】 3種類のアイテムを集めるだけのため、獣使いや召喚士などのペットジョブ系やソロが強いとされているジョブならば集めることは可能。 もちろん、ジュノでシャウトするなりサチコ記載でお手伝いを呼ぶもよし。 ガルレージュ要塞のボムがいる場所は、アルタナの神兵エリアからソロで移動ができる。 移動ルートは ガルレージュ要塞[S] → ソロムグ原野[S] → 禁断の口(ソロムグ原野) →ソロムグ原野 → ガルレージュ要塞 でボムのいる魔防門奥に到達できる。 限界突破2【すべての高い山に登れ】 2012年3月27日のバージョンアップでアイテム取得のための「???」が常時表示になりましたが、 以前とはことなり、「???」を調べなくてもモンスターが「???」の周辺に徘徊してる形になっています。 このモンスターは見破り能力をもち、なおかつ狭い通路上で徘徊している方になっており、 例えば、デストリアキャップ(ヴァナコレ3の特典アイテム)を使用し、からまれるのを覚悟で戦闘不能とリレイズを繰り返すゾンビアタック方式で 「???」まで近づき、隙をついてを調べるいう方法で対応は可能です。 限界突破3【風の行方は】 前準備さえしっかりしておけば、特に問題なくクリアは可能。 旧来ではオズトロヤ城が難関といわれたが、昨今のハッピーパワーでエーススプリンターや移動速度UPアイテムを駆使すると比較的簡単に到達する事が出来る。 限界突破4【天かける雲のごとく】 獣神印章はジュノ港区にいるNPCで他の印章と交換できるため、取得は容易であるためクリア可能。 限界突破5【星の輝きを手に】【不滅】【海路の果てに】【力と覚悟】【祝福のフィナーレ】【グリモアを継ぐもの】 もともとソロで挑戦するクエストの為、対策や準備、あとは運も味方につければクリアは可能。 クエストを行う為の通称【証取り】もソロで行えるが、根気を伴う場合もある。 限界突破6【人体強化の術!】 印章は交換で対応可能。メリットポイントも昨今のレベル上げ方式ならすぐにたまる。 限界突破7【続・人体強化の術!】 上記と同じ 限界突破8【真・人体強化の術!】 上記と同じ 限界突破9【東方の秘術!】 上記と同じ 限界突破10【最後の試練!】 前クエストのアイテム集めはドロップアイテムは楽表示相手以上からの為、根気次第。 その後のクエスト戦闘は、現状(2012年3月末日でも)ソロでのクリアはほぼ不可能。 シャウトやサチコなどで人を集めるなりして対応していきましょう。 また、2012年3月27日付けのバージョンアップで弱体アイテムの効果が変更されました。 使用すると「テラー」状態となり攻撃を繰り出さなくなります。 制限時間までに複数人が弱体アイテムを「順番に使用」していくことで、テラー状態を維持できるために容易に攻略できる形となりました。 ただし、制限時間との勝負になります。
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567 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/04/17(金) 12 48 54 ID ??? 折角だから俺も旧SWの回想。オリジ世界の現代伝奇やってるオンセサークルにて。 ・明文化されてない世界観が超多い セッションしてるそばからPCの言動をチェックして雑談窓で訂正してくれるよ! ・明文化されてない法律が超多い 記載済ハウスルールを熟読して提案しても「慣習法的に無理ですからー」って却下してくれるよ! ・とてもタフ シティアドシナリオ一回を30時間くらいかけてやってもへいきだよ! ・なんかよくわからない 大の大人のPCが自分が徹夜したときに体調がどうなるか知らないよ! PCがシーフ技能で隠れようとすると、PLに技能レベル相応の隠れ方を説明する義務が生じるよ! あれ以来SWでオリジナル世界やる卓に入らないフォーセリア原理主義者になった俺。 新規参加者を入れたくないんなら書いておくといいんだよ! スレ222
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514 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/25(金) 00 59 51 ID JCvlFL/5 さつき姉は携帯電話を折りたたんでポケットにしまうと、僕に向けて手の平をさしだした。 「鍵」 「鍵?」 「鍵は鍵よ。惣一の部屋の扉を開けるための鍵。 今日からしばらく惣一の部屋に泊まることにしたから、荷物を入れておきたいの。 荷物と言ってもバッグひとつだけどね。あ、あともう一つあったわ。 ねえ、部屋の中にキッチンと冷蔵庫はある?」 僕はある、と言ってから頷いた。 さつき姉はコンクリートの廊下の床に置かれている大き目の黒のバッグを右手に持ち、 大きく膨らんだビニール製の買い物袋を左手で持ち上げた。 ビニール袋の中には緑色の野菜と、肉の切り身が入れられているパックが入っていた。 「今からさつきお姉ちゃんが料理を作ってあげる。もうお昼時だから。 肉と野菜の炒めものを作れるぐらいのものは揃っているでしょ?」 「うん」 「じゃあ、早く扉を開けて。あ、あとこれ」 と言うと、さつき姉は僕に向けて真っ黒の旅行バッグを差し出した。 「いろいろ入っているから重かったのよ、それ。 惣一は知らないかもしれないけど、女の子が旅行するときに持っていく荷物は 結構な量になるのよ」 僕はさつき姉からバッグを受け取った。 確かに、僕がひとりきりでぶらぶらと旅行するときに抱える荷物より、さつき姉が 持ってきたバッグは重かった。 しかし、僕が近所のスーパーで3日分の食料をまとめ買いした帰り道で持つ ビニール袋に比べれば軽いものではあった。 左手にさつき姉のバッグを持ち、右手でポケットの中を探って部屋の鍵を取り出して、 201号室のドアを開ける。 毎日嗅いでいる僕の部屋の匂いが、いつものごとく部屋の中に滞っていた。 僕がまず靴を脱いで部屋の中へ入ると、さつき姉が後に続いた。 さつき姉は買い物袋を入り口近くに設置してあるキッチンの上に置くと、深呼吸した。 「ああ、ここ、惣一の部屋の匂いがする。 鼻をつく匂いがなくて、甘い匂いもなくて。すっごく好きだな、この匂い」 僕は、口の代わりに鼻から息を吐き出した。 さつき姉の喋り方が、昔とまるで変わっていなかったことに安堵した。 僕のせいでさつき姉の心が傷ついて、変貌してしまっているのではないかと思っていたからだ。 515 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/25(金) 01 01 35 ID JCvlFL/5 さつき姉は僕の手から黒いバッグを受け取ると、台所の床に置いた。 キッチンには蛇口と流し口と、まな板と包丁と、蛍光灯と冷蔵庫とコンロが置いてある。 さつき姉はいずれも使えるものばかりであることを確認すると、調理を開始した。 まな板と包丁と手をまず洗い、続いてキャベツを水で流し始めた。 僕がさつき姉の行動を観察していると、さつき姉に声をかけられた。 「惣一は座ってなさい。20分もしないうちに出来上がるから」 僕は言われるがまま、キッチンとの居間を仕切るガラスの引き戸をしめてから、 居間に置いてあるテーブルの前に座った。 さつき姉がキッチンで料理する音を聞いていると、急に居間の掃除をしたくなった。 僕は普段から掃除を定期的にしていたし、文庫本を読んだ後は本棚にきちんと収めていた から部屋が散らかったりしていないのだけど、自然と掃除を始めてしまった。 本棚の本を揃えて、机の上のペンとノートを片付けて、コンビニで買ったエロ本を隠した。 畳の上に散らばるホコリや髪の毛をあらかた捨て終わったころ、さつき姉が引き戸を開けて 片手に料理の乗った大皿、片手に皿2枚と箸2膳を持って居間に入ってきた。 両手に持っていたものをテーブルの上に置くと、さつき姉は居間に座り込んだ。 僕も少し遅れて、さつき姉とテーブルを挟むかたちで座った。 さつき姉は僕の前に皿と箸を置くと、同時に自分の前にも同じものを置いた。 「惣一、さつきお姉ちゃん特製の野菜炒めをどうぞ召し上がれ。 特製スパイスを使ったから、大学の食堂の料理よりはおいしいはずよ」 「特製スパイス?」 と、僕は聞き返した。 「そう。香りとコクが段違いに増すのよ」 大皿の上に盛られた野菜と肉の炒めものを、箸を使い手元の皿に移す。 鼻を近づけると、確かに香ばしい匂いがした。 昼飯時で空腹状態の僕にとって、野菜炒めのこしょうと油の匂いは刺激的だった。 いただきますと言った後は、無言のまま箸を動かし、小食のさつき姉と一緒に野菜炒めを 完食した。 516 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/25(金) 01 04 54 ID JCvlFL/5 箸と皿をテーブルの上に置き、満たされた胃を自由にしようとして手を後ろにつく。 少し食べ過ぎたかもしれないが、後悔はしていない。 1人暮らしを始めてから今まで、これだけ美味しい料理を食べたのは初めてのことだった。 自分で料理をしてみようとしたこともあるけど、時間が無いとつい簡単なものですませようと して、結局は自宅で料理をしようともしなかった。 僕は手をついたまま座っていた。さつき姉が冷蔵庫から麦茶をとりだして、 僕の前にコップを置いて麦茶を注いでくれた。 僕は麦茶をすぐに飲まなかった。 まだ、胃が脈を打ったままの状態で何も受け付けてくれない。 テーブルの向こうに座るさつき姉を、ぼんやりと観察する。 さつき姉は肘をテーブルについたまま僕の顔を見ている。 僕は内心、いつさつき姉の癇癪が起こるのかと戦々恐々としていた。 さつき姉に何も言わず、引越しの前日にした約束を守らず、僕は今居るアパートの部屋に 引っ越してきた。 昔からさつき姉は僕が何も言わずにどこかへ行ってしまうと、眉間にしわを寄せて怒った。 けれども僕の目の前にいるさつき姉は眉間にしわを寄せるどころか、目尻と口の端を 緩ませて笑っているようであった。 僕が沈黙のまま胃を休ませていると、さつき姉の唇が動いた。 「惣一が今何を考えているか、当ててみましょうか。 ずばり、私が怒っているのではないかと思ってびくびくしつつ、なんと言って話を 切り出せばいいのか、と考えている。当たりでしょ」 少しは当たっている。僕は無言で首肯した。 「私が怒っているか、怒っていないか。どちらかと言えば怒っている、が正解ね。 久しぶりに惣一とデートできると思って待ち合わせ当日は5時に起きて、 化粧と服がばっちり決まるまで衣装合わせをして、待ち合わせ1時間前に 待ち合わせ場所に到着して、惣一が来るのを待つ。 はにかんだ表情で待ち合わせ場所にくるはずの惣一が引っ越してしまったことを 知ったのは、夜8時になっても帰ってこなかった私を心配した両親からの電話でだった。 10時間も立ちっぱなしだったから、足はパンパンよ」 僕はなんとなく正座をしてしまいそうになったけど、体をまっすぐに起こす程度にとどめた。 「でね、私思ったのよ。このことは絶対に惣一に罪を償ってもらおう、って」 518 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/25(金) 01 11 36 ID JCvlFL/5 さつき姉はそう言ってから、黙り込んでしまった。 対して、僕の額からは汗が噴き出し始めた。 窓から舞い込んできた熱気とは別のもの――荒縄で締め付けられて縄が食い込んでいるが 拘束を解けない状況の焦りの心境――が原因だった。 さつき姉は空になった自分のコップを持って立ち上がった。 「そんなバツの悪そうな顔しなくてもいいわよ。 今すぐに罪を償ってもらおうってわけじゃないんだから」 「じゃあ、いつかはするってこと?」 「ええ、もちろんよ。とびっきりのタイミングで、ジョーカーの代わりに使っちゃうから。 悪いだなんて、私は思わないからね。躊躇無く、堂々とカードを使う。 私を騙したんだから、それぐらいのペナルティはあって当然よね、惣一?」 僕は、口を開けなかった。 さつき姉は、僕が約束を守らなかったことを咎めている。 心の中でさつき姉の言葉を反芻して、僕は自分のやったことについて自分自身を何度も殴った。 殴られ続ける僕のありさまをさつき姉が目にしたら、すぐに許してしまうだろう、というくらいに。 さつき姉は引き戸を閉めると、キッチンで洗い物を始めた。 僕はテーブルに両手を投げ出して、同じように体を乗せた。 開け放たれた窓の向こうからは、せみの声が特によく聞こえてきた。 時々アパートの前の路地を通る車の排気音が聞こえて、同じ道を歩く人たちの話し声が 聞きたくもないのによく聞こえた。 彼、もしくは彼女らの話で「暑い」という単語はよく登場していた。 話す相手が入れ替わるたびに口にしているようにさえ思えた。 僕の体は暑さのせいで熱くもなっていたが、あきらかに一部分だけが異常に熱くなっていた。 具体的には股間に血液が集まり、勃起した肉棒がとても熱くなっていた。 恋人は大学に通っているうちにはできなかったから、性欲を処理するためにマスターベーションは 定期的に行っていた。 加えて、僕はあまり(自分の判断では)性欲が強い人間ではない。 だというのに、今の僕は腰を振って女性の体を貫きたいという単純で強力な欲望に背中を つつかれている。 引き戸の向こうで洗い物をするさつき姉に肉欲をぶつけないよう、腹筋を固める。 今さつき姉がやってきたら、何かの拍子に崩れてしまうかもしれない。 昼食で大量に皿を使っていればよかった、という種類の後悔をしたのはこれが初めてだ。 汗と一緒に性欲が流れ出していってくれればたちまち肉棒は静まってくれるだろうが、 現実では時が経つごとに性欲を強くしていった。 股間が膨らんだ状態では外出できず、またさつき姉が同じ部屋にいる以上マスターベーションを することもできず、僕は惨めな状態のまま夜を迎えることになった。
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680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/04(土) 00 56 17.99 ID Oyv6Uadpo もしも咲さんが夏休み中岩手に滞在する事になったら…… 686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 00 56 59.14 ID XM5Y/xB/o 674 「少し」が被ってしまってるな 校正はちゃんとせねばならない(戒め) 680 小ネタというには重すぎやしないだろうか。まぁ書く 692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01 04 59.42 ID XM5Y/xB/o 【もしも咲さんが夏休み中岩手に滞在する事になったら……】 [京太郎引越しの翌日] 京太郎「はぁ…」 京太郎(咲のやつ、電話も通じないし、メールも帰ってこないな…) 京太郎(あんな別れ方は、嫌だったんだけどなぁ…) ピンポーン 不意に、チャイムが鳴る。 京太郎(ん?誰だろう?) 京太郎「はーい」ガチャ ドアを開けるとそこには 咲「えへへ、来ちゃった!」 満面の笑みを浮かべた幼馴染がいた。 702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01 16 40.43 ID XM5Y/xB/o ……… 咲「あの時は酷いこと言っちゃてごめんね、京ちゃん」 咲「あれから考えたんだぁ…」 咲「京ちゃんが行っちゃうなら、私が追いかければ良かったんだよね!」 京太郎「お、おう…」 京太郎「俺は怒ってないけどさ…」 こんなに行動力があるやつだっただろうか。 咲「しばらくは夏休みだし、ずっと京ちゃんと一緒にいられるね!」 京太郎「…部活は?もうすぐIHだろ?」 咲「へ?辞めたよ?」 京太郎「え?…は?」 咲「皆には申し訳なかったけど…」 咲「私にとっては京ちゃんの側にいることが一番大事だもん!」 どうやら説得は不可能なようだ。 712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/08/04(土) 01 23 25.98 ID XM5Y/xB/o 京太郎「はぁ、分かったよ…」 京太郎「どうせ泊まるアテもなく、勢いだけで飛び出してんだろ?」 咲「う…」 京太郎「新しい家も結構広いし、お前1人がしばらく泊まるくらいは余裕だろ」 京太郎「親に頼んでやるよ…」 京太郎(親は俺と咲が付き合ってるもんだと思ってたしな…) 咲「ご、ごめんね、京ちゃん…」 京太郎「もう謝るなって」 京太郎「その代わり、夏休みの間、俺の麻雀の特訓相手になってもらうからな!」 咲「!?」 咲「う、うん!任せて!」パァ 咲「京ちゃんをヘルカイザーって呼ばれるくらいに強くしてみせるよ!」 京太郎「それはやめて!」 Q、もしも咲さんが夏休み中岩手に滞在する事になったら…… A、このスレが始まらない
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天使と悪魔 「ダ・ヴィンチ・コード」のラングドンシリーズ第一作目です。巷ではこっちの方が面白いとの噂でしたので、期待して読み始めました。結果はというと、確かにダヴィンチ~より面白かったです。序盤の展開は割とたらたらしていましたが、中盤からの追い上げがすごい。文庫で読んだので上中下とありましたが、中と下は一気に読んでしまいました。 今回の舞台はヴァチカンです。どうやって取材したんやろ。ダヴィンチ~は宗教的に文句が来たようですが、私から見るとヴァチカンの威信をかけるならこっちに文句を言った方がいいのでは?ってな内容でした。 美術/芸術/宗教に関する豆知識(正しいかどうかは置いといて)はてんこ盛りですし、サスペンスな展開は面白く、翻弄されること間違いなしですし、ダヴィンチ~を面白いと思った人には文句なくお勧めですよ。映画化も決まっているようなので、読んでみてはいかがでしょうか。私はダヴィンチ~映画は、本を読んだ後で良かったと思いましたし、この「天使と悪魔」も読んでからの方がいいと思います。 ただ感動や涙を求める人は多分向きません。「あ~面白かった!」で終わりじゃないかな。そういうのを求めている人はいいと思います。 ここから先はネタバレです。 原子云々のくだりは、ちょっと眉唾だと思いました。私に知識があるからそう言うのではなく、設定としてもどうかな、と。ラングドンシリーズは「トンデモ設定をさも真実であるように信じさせる」のがいいのであって、トンデモの内容の正否は問わないと個人的には考えています。真実はどうであれ、それを甘んじて飲み込める程度の信憑性があれば良いというスタンスです。その上で、原子話はちょっと受け入れがたいと感じました。まぁ物語の中ではさほど重要なファクターでは無いのに、つらつらと説明されるのが辛かっただけかもしれません。本題はそこじゃないから「すっごいの作っちゃったんだ♪」でも良かったんじゃないかな。でも説得力が無いとしんどいか。読者ってわがままだなぁ、って自分で言っちゃ駄目ですね。 ヒロインとまた恋に落ちるところは笑ってしまいました。またそれかい!って。ダヴィンチ~には彼女は出てきていませんでしたが、その辺は別に気にしなくていいのか。独身だからいいのか。外国のお話には、危機を乗り越えた男女は恋に落ちるパターンが多いなぁと思いました。 でも面白かったです。今まで読んだダン・ブラウン作では一番ですね。シドニィ・シェルダンみたいに日本でも流行るのかな。でもああいう流行り方はなんだか嫌かも。 これ一冊書くのにすごく調査やらが必要そうですね。次出たら読んでみたいけど、買う気にはならないかも。一回読んだらいいかなぁ。文句なしに面白いけど、読み返したくはないです。ちょっと複雑。 (2006/11/22) ダ・ヴィンチ・コード なかなか手を出せずにいたのですが、映画公開を機に読みました。面白かったです。 舞台はフランスとかイギリスとか。横文字オンパレードで辛かった…。それでも英訳っぽい文章もなく、かなり読みやすかったんですけどね。シリーズ物のようで、「前の事件がどーたらこーたら」っていう記述もありましたが、それを知らなくても充分楽しめました。知ってたらもっと楽しめたのかもしれません。 主人公は宗教とか美術とかに詳しいロバート。ある日の深夜いきなり警察に同行を求められます。訳が分からず着いて行くと、そこには奇妙な殺人現場が。要はこの殺人事件の黒幕探しのお話です。妙齢の女性も登場します。彼女と二人で謎を解いていく訳です。 推理小説って言うんでしょうか、久しぶりに謎を解いて黒幕を捜すぞってお話を読みました。このお話の魅力的な所は、謎が全て宗教/美術に関わるところ、そしてそのヒントが全て暗号になっているところでしょうか。謎を解くとまた謎が出てきて、スピード感のある展開です。うまいこと言えませんが、グーニーズって映画にわくわくした人は好きなんじゃないでしょうか。暗号って心踊りませんか。ましてやそれが歴史的な芸術品に絡んでいたらなおさらです。 題名の通り、レオナルドダヴィンチの作品が多く出てきます。文庫本では巻頭に物語り中に出てくる美術品の写真が載っていたので、それを見ながら読むのも面白かったです。また「この作品に出ている文献とかは全部本物なんですよ」って書かれているんですね。普通「このお話はフィクションやから似た団体名とかあったとしても関係ないからね!」って主張する所なのに。そう書かれちゃうと逆に「リアリティ持たせる為にそんなこと言ってるのかしら」とか勘繰っちゃいました。でもそういう小技も面白かったです。実際かなり本当っぽくて、鵜呑みにしちゃいそうになりましたから。ヴァチカンから抗議が来たとか噂に聞きましたけど、確かにキリスト教徒に取っては、かなり嫌な内容かもしれません。信仰を持っている友人には勧めませんでした。 美術品/宗教絡みって謎が多くて面白いなぁと思いました。なんか今でも謎が残されていて、かつ宗教的な理由からそれを研究させない、っていうところにロマンを感じるというか。宗教を信じる側ではなく、研究する側からの視点みたいなのが新鮮でした。 推理小説好き!っていう人は読んでも損はないと思います。宗教/美術の蘊蓄が好きな人にも。少し長めだけどあっという間に読めましたし。文庫本なら電車でも読みやすいですよ。 黒幕がわかった時、あまり「ええっ」という感じはしませんでした。先が読みたいだけで、推理は巡らせていなかったので。犯人が分かった状態でもう一度読んだら面白いのかな~。お勧めしといてなんですが、もう一度読み返す気力は今のところないです。ただ所々蘊蓄部分は面白かったので、推理小説としてよりそっちは読み返したいかな。かなり斜め読みしたので。勿体なかった。 ラストシーンでキスするところ、笑えてしまいました。なんかハリウッド映画の終わり方っぽくて。ロバートはおじいさんだと想いながら読んでいたのですが、何歳だったのでしょう。今手元に本がないのでわかりません。でもハリウッド映画見てると自分のお父ん位の人と平気で恋に落ちたり出来るので、不思議です。私は一回り以上離れてると全くそんな気にならないので。 結局聖杯は美術館にあるんだよってことでいいのかな。実は、最後はせかされながら読んだので、オチがよくわかっていません。祖母と弟が生きていたってとこは、最後に意外で面白かったです。謎が多すぎて、犯人が分かった時に「あれ、終わるの?」って感じでした。翻弄されすぎ。実はまだ謎があるんちゃうん?みたいな。 (2006/06/01) 名前 コメント [カウンタ: - ]